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プロフィール
べんぞう
べんぞう
1976年神奈川生まれ。都市部での生活を経て、2002年、「緑のふるさと協力隊」として宮崎県日之影町に派遣され、山村の文化を学ぶ。そこで百姓道に導かれ、2003年から大分「なずな農園」に弟子入り。「循環農法」を学ぶ。2006年より新城市にて新規就農。地域に溶け込みながら家族で百姓暮らしを実践中!
お野菜の注文・縁農希望などお問い合わせは
→miroku369@tees.jpまで

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2014年03月05日

端境

 今日は荷造り。だいぶ野菜が少なくなってきた。京菜、小松菜など、葉ものが花をつけ始めている。トウだちだ。春を感じる。

ニンジンも抜くと白い根っこがびっしりと生えているものがある。こちらも花をつけ、次の世代へと「種」を残そうとしている。昨秋に蒔いたニンジン。半分くらい「自家採種」した種だった。うまく発芽してくれ、まだ収穫している。そろそろ土に深くもぐっていてよさそうなものを選んで別の場所へ移そう。種取りだ{/グー/}

『よみがえりのレシピ』のなかでも、農家が種を採ることが描かれていた。今日届いた『うかたま』、先日借りた『murmur magazine』にも「自家採種」のことが載っていた。自分の中でだいぶ「きてる」話題である。

今、果菜類の種まきが始まっている。少しずつ「星野菜」を増やしている。トマトは大玉と調理用のサンマルツァーノが発芽した。ナスも去年採ったシンクロナスを蒔く。ピーマンはまだ自家採種できてないので今年の課題。自家採種できる品種を選んだ。その他にが瓜、バターナッツ、モロヘイヤ、シソ、里芋、稲、麦、大豆など種を採っている。

1960年代頃までは、農家が種を採ることは、とても当たり前のことだったらしい。収穫したものの中から、一部を翌年の「種」にして、また次の世代へ命のリレーをする。ず~っと僕らのご先祖はそうして種を伝えてきたのだ。そうした農家の知恵に光が当てられているのを最近感じる{/ピカピカ/}{/ピカピカ/}

だからって全部が全部自家採種するのはちょっと無理だし、いろんな種屋さんを使わせてもらっている。個人的には「多様性」というのもきてるワードである。
F1があって、固定種があって、伝統野菜があって、農家が採る種があって…。いろんな種類があったほうが豊かな気がする。どれか一つに偏ったりするとなんだかおかしなことになる。モンサントのやり方をみていると、完全に「種の支配」を目指していて恐ろしい。自然ではない。

この間の映画祭では、「おむすび通貨」(地域通貨)の人が来ていた。とてもおもしろい話だった。今の資本主義経済を否定するものではない、と。それはそれでメインのシステムとしてあり、サブのシステムとして、地域通貨を使うとか、お金を介しない関係を築くとか、そうした「多元的」なシステムを作っていく時代になる。というかそういう社会にしていこう!というような話だった。とても興味深かった{/ひらめき/}




Posted by べんぞう at 20:37
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