QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 7人
プロフィール
べんぞう
べんぞう
1976年神奈川生まれ。都市部での生活を経て、2002年、「緑のふるさと協力隊」として宮崎県日之影町に派遣され、山村の文化を学ぶ。そこで百姓道に導かれ、2003年から大分「なずな農園」に弟子入り。「循環農法」を学ぶ。2006年より新城市にて新規就農。地域に溶け込みながら家族で百姓暮らしを実践中!
お野菜の注文・縁農希望などお問い合わせは
→miroku369@tees.jpまで

アクセスカウンタ

2012年12月01日

「ISD条項」・TPPについて③

 TPPの勉強会が迫ってきている。資料をまとめたいがなかなか時間がとれず…。

いろいろなキーワードがあるが、「ISD条項」というのがとても大きなものだと思う。

これはグローバルな多国籍巨大企業のためにあるような条項で、その企業にとって「不利益」だと判断されることがあれば、「国」そのものを訴えることができる仕組みとなっている。

これは1990年代半ばに国際的批判を浴びて葬られた「多国間投資協定」(MAI)の復活といわれています。MAIは、進出企業に内国民待遇や最恵国待遇を義務付け、絶対的自由を保障し、「投資の保護」の原則で外国人投資家に相手国政府を提訴できる権利を与える、というものでした。

その復活といわれるISD条項。

提案者はもちろんアメリカ様です{/グー/}{/爆弾/}

ISD条項に基づく紛争件数は200を超え、ほとんどがアメリカ企業による相手国政府への訴えだそうです。アメリカ以外の国の企業からアメリカ政府を提訴した事例は15件しかありません。その中でアメリカ政府が負けた事例はゼロです。(国際仲裁機関はアメリカの息がかかっている)

NAFTAでの訴訟事例を見てみると…

・ガソリンの添加物であるMMTという神経性有毒物質の使用を禁止したカナダ政府に対して、アメリカの燃料メーカーが3億5000万ドルの損害賠償を請求。

・水の大量輸出を禁止したカナダの州政府に対し、アメリカの会社が4億ドルの損害賠償を請求。

・メキシコで産業廃棄物の処理を行うアメリカの会社は、メキシコ政府から環境が汚染されるとして廃棄物処理の認可を取り消された。これに対して提訴し、結果、メキシコ政府が損害賠償として同社に1670万ドルを支払った。

といった具合。

訴訟大国アメリカ万歳{/!!/}って感じ



Posted by べんぞう at 20:25
Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。